作品制作2
絵画の講師を自分の職業にしようと思ったのはこの仕事に就いて4年目くらいからです。
それには絵を教える魅力と同時に自分なりの挫折感もありました。
公募展や個展のための作品作りのなかで、思うように描けない自分。
変に奇をてらって、何を描きたいのかわからなくなってしまった自分。
そんなとき、教えている子ども教室で「将来なりたいもの」をテーマに描いた時、芸術家や作家になりたい子が大勢いました。
しかもなれたらなりたいのではなくて
「絶対なる」
と断言。
「私は芸術家や作家の器ではなかったけれど、私が教えられることで将来そういう方向に行く子がいるかもしれない」
そう思ったらうれしくて、子どもたちの将来への手助けが出来る仕事なんだということを実感しました。
もちろん、芸術家に限らず、他のどんな仕事でも一緒です。
教室に来て下さる生徒さんたちの将来への通過点としてこのアトリエが少しでも生かされればいいなぁ、と感じています。
今日は一日中アトリエで絵を描いたり、休んだり、本を見たり、絵を描いたり。
少しかたちになってきました。
でもホワイトの絵の具もなくなってしまったし、今日はこれで終了です。
まだまだこれからです。
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