お悔やみ

昨夜、カリグラフィー教室の生徒さんの息子さんからお電話を頂きました。
その生徒さんが昨日亡くなられたとのこと。
63歳でした。
その方はしばらく病気で入院していたのですが、今月
「退院したのでまた教室に通いたいので」
と連絡を頂き、うれしく思っていた矢先です。
何故?どうして?としばらく言葉に詰まってしまいました。

息子さんのお話によると今回は自分の身体が治らないことを自覚しての、好きなことをしたいという希望での退院だったそうです。
「生前から自分が亡くなった時に連絡して欲しいと思っている大切な方のリストを作っていて、その中に近藤さんのお名前もあり、連絡させて頂きました」
とのこと。
カリグラフィーのレッスンも楽しみにされていたそうです。

連絡リストに名前を連ねて頂いていたこと、とても嬉しかったです。
こんな私の教室を楽しみにしていて下さっていたことも嬉しかったです。

穏やかで、いつもコツコツと練習をする方でした。
私は彼女の意欲に応えていたでしょうか?
その時間に出来る得る努力をしていたでしょうか?

こんな未熟な私の教室でも楽しみにしていて下さる方が居る。
きっとそれは大人の生徒さんも子どもの生徒さんも同じこと。
改めて、1回1回のレッスンの大切さと、私自身の、教室に対する姿勢を考える機会を与えて頂いたようで、感謝しています。

ありがとうございました。
闘病、大変だったでしょうね。
これからアトリエでお会いできないのはとても寂しいです。
金曜日のお通夜に伺います。
どうぞ安らかにご永眠下さい。






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